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本【感想】『 帰らざる夏 』

『 帰らざる夏 』  加賀乙彦

加賀乙彦氏が文化功労者に選ばれました。
おめでとうございます。

この作品自体も第9回谷崎潤一郎賞を受賞しています。

頃は第二次世界大戦中の陸軍幼年学校。
将来の軍を担うエリートとして、少年たちは軍国主義・天皇至上主義の精神を、無垢な心に刷り込まれてゆく。
閉鎖された世界の中で、感受性の鋭い少年たちが味わう甘い友情・せつない挫折。
そして時代はそれぞれの思いを巻き込んだまま、終戦と言う破滅に怒涛のように流れていく…。 


38年前初版出版の小説です。
文体も、仮名遣いも古いです。小さい活字で500ページ弱もある長編です。

でもイイです!
切ないです!!
胸が痛いです!!!


この本は私が高校一年の夏に読んで、
すごく影響を受けた作品です。

文化功労者の所に加賀氏のお名前を見つけて…思わずご紹介^^

久しぶりに再読したくなりました。

文庫本【感想】『 ローマ人の物語 』スペシャル・ガイドブック

文庫本になったので購入。

『 塩野七生『 ローマ人の物語 』 スペシャル・ガイドブック 』
題名のとおり
塩野七生さんの全43巻の 『 ローマ人の物語 』 のガイドブックです。

 『 ローマ人の物語 』 は
出版の度に読んでいったので、まとめて読んでいません。

でも、これを読むだけでおさらいになる^^

写真がいっぱい!で
とってもコンパクトでわかりやすいダイジェスト版として読めます。


本物を見たことのある彫像の写真もいっぱい!
行ったことのある場所の写真もいっぱい!

読んだら、またイタリアに行きたくなるし…(笑)

読み終わって塩野七生さんづいてしまって
手近にあった 『 わが友マキアヴェッリ 』 を読み返し始める^^

もっとイタリアに行きたくなったし…(爆)

パズル【感想】『 賢くなるパズル 』

以前からペンシルパズルは大好きで…イロイロやってます^^

で、最近凝っているパズル!!

『 賢くなるパズル 』

新聞に週一で掲載されててハマって…探しました。

…めちゃくちゃ面白い!

はじめに買ったのはみどり色の大判のやつ。
宮本哲也さんの小学生算数教室の教材なので、対象は小学生みたいです。

文字も大きく、ページ数も問題数も少ないのですぐにやり終えてしまった(笑)

あまりにあっけなかったので
次に見つけたのが新書版のよくあるパズル本サイズ^^



四則混合・足し算引き算・掛け算割り算版があります。

普通のパズルと違って計算しなければならないし
惰性で出来ない。

頭の使い方が違う!

 
『賢くなるパズル』って

いまさら『賢く』なっても遅いけど(笑)

コミック【感想】『 岸田露伴 ルーヴルへ行く 』 

『 岸田露伴 ルーヴルへ行く 』  by 荒木飛呂彦
 
世界から選ばれた5人の漫画家が
ルーヴル美術館をテーマに描き下ろされたコミックス。

日本から参加した荒木さんの
2009年にルーブル美術館にて展示公開された原画をまとめた作品の日本語版。

ジョジョの岸田露伴がルーヴルで・・・という話。


本編に出てきた時は他のJYOJYOのキャラと同様に
ぶっ飛んだイメージしかなかったけど…

露伴の美しいこと!

大判・カラー…ほんとに愛蔵版(笑)

コマ割りが大きくて…

まるで画集を見ているよう!!


速攻で初版は売り切れたようで
中古市場でエライ金額になってる。

実はこの作品、2010年にフランス語版
『 Rohan au Louvre [Perfect] 』 として出版されています。


露伴がフランス語でしゃべってるのも見て見たいかも^^

画集【感想】『 Divination and Delusion 』

『 Divination and Delusion 』 by Kris Kuksi

Divination・・・予言 
Delusion・・・妄想

2011.01.07 にご紹介した
お気にのアメリカの美術アーティスト

kris kuksi (クリス・クゥクシ)氏
http://kuksi.com/


アメリカのアマゾンで作品集を見つけたので
思わずポチッたやつが お船で届いた…意外と早かったです^^


 
上製本・ハードカバー144P、全アート紙・・・ページ数も、写真もたっぷり
コレで送料込みで35ドル=約2800円くらい

…安い!!!


多くの作品を網羅し、
写真自体の撮り方も綺麗
作品の細部のクローズアップも多くて

…見ごたえアリ!!





凄まじく…素敵!

全体的に見る、空間恐怖症的なつくりこみ
細部のクローズアップで見ると、そのこだわり方の深さに驚きます。

ここまでやるか!!!


先日、2011.05.11 の日記に書いた

『 幕末・明治の 超絶技巧 』 にも通じるところがあるような…

コレはマジでスゴイ…作品集を買って正解!


本当に…

この人のこの世界観は好き!!!


ますます本物が見たくなった。

展覧会はやっているみたいだけど
アメリカに行けば、常設で見られるところはあるんだろうか?

コミック【感想】『 セラフィム 』 

『 セラフィム −2億6661万3336の翼−

単行本1冊完結…だけど作品としては未完。


『 攻殻機動隊 』 の押井守さん と 『 パプリカ 』 の今敏さん

徳間書店の月刊誌 『 アニメージュ 』 1995年5月号から連載が始まり
1996年11月号をもって未完のまま休載になった作品です。

序章から12回までは『漫画・今敏 原作・押井守』のクレジットがつけられ
13回から16回までは『今敏 原案・押井守』とされた。
このクレジットの変遷が作品の歩んだ道を暗示している。

この作品以降、今敏さんは漫画を描くことなくアニメにシフトしていかれ
2010年8月24日、膵臓癌により46歳の若さで夭折されました。
いくつもの未完の作品とたくさんのアイディアと素晴らしい才能と共に。

15年前の幻の作品です。
最終的に、押井さんと今さんの二人の個性がぶつかり合って頓挫した作品です。

見た途端…鳥肌!!!

世界観と画が半端ない!!!

なぜこれが未完なんだ!!!

あまりにも惜しい!!悔しい!!

たぶん今さんが生きていらっしゃったとしてもこの作品が完成することはなかったでしょう。
たぶん今さんが生きていらっしゃったなら単行本化も無理だったかもしれません。

でも、今さんを失ってしまった今、
いつか復活するかもという希望さえも失われてしまったのです。

しかし・・・

未完でもすばらしいものはすばらしい・・・

あまりにも綿密に組まれたプロットや散りばめられた伏線から感じられる、壮大な物語。
無残にもブッツリと切られた話。

この後の物語を想像することしか出来ないのが辛い。


無理を承知であえて言いたい。
少なくとも原作者の頭の中には初期の原案があるはずです。

コミックは今さんの作画あっての作品ですが・・・

ノベライズ化だけでもしていただきたい。

本【感想】『 のぼうの城 上・下 』

『 のぼうの城  』  上・下 完結

時代小説は好きです^^

旦那さまも大好きなので我が家には 
司馬遼、海音寺、、柴錬、池波…各先生の作品はもちろん
最近の佐伯泰英氏上田秀人氏もの作品もほぼ全作あります。

で・・・
最近流行ってる本みたいなので、読みました^^


豊臣時代の戦国武将ものという王道なのに
選んだ主人公はとっても、ある意味マイナー(笑)

ニッチなとこをついていて…

題材選びの勝利!


文章はとっても読みやすいので、サクサク読めます。

文章も内容も…
淡白…っていうか…薄いイメージ。

私にはとても将の器とは思えない主人公。

若き時の信長のようにたわけを装っているわけじゃなく
本来はでくのぼうで…すごく限定された部分だけ能力を持っている人物?

作者もその辺のところを明確にはしていません。


私的に…
全く思い入れがもてないタイプ(笑)

どちらかといえば
主人公より周辺の有名キャラの逸話の部分が面白かった。


面白かったです…けど…ってカンジ(笑)

コミック【感想】『 シグルイ 15 』

『 シグルイ 15 』 15巻完結!!

ついに 『 シグルイ 』 が完結しました。

もちろん原作の
『 駿河城御前試合 』
は先に読んでいました。

だからシグルイが始まって、数巻読んだとき…

どうするんだこれ…って思いました(笑)


絵的にはあまり好きなタイプじゃないんだけど
力技で魅せる絵です。

原作は12話入っている『駿河城御前試合』の中の1話
『無明逆流れ』

原作も残酷小説として有名ですが
コミックは可視化したことによって余計に血みどろです。

残酷なシーンの描写は、ここまで行くと様式美にも近くなって
まるで浮世絵の…

月岡芳年の無残絵のよう。


途中で思いっきり原作から派生したんですが
最後はある意味原作どおり。

淡々と終わります。

何か…

原作の文章を箱書きで入れた画集のよう。

今回の完結巻の中にセリフの少ないこと!

結局…みんな
美しい伊良子清玄さまが好きなんだな(笑)

面白かったです^^

ともあれ完結おめでとうございます!

画集【感想】『 キマイラの柩 』

『 キマイラの柩 』  山本タカト

2009.09.01 にご紹介した山本タカトさんの新作画集です。

10月に出ていたのに見逃しておりました。

上記の画集の普及版の方じゃなく、
限定500部の特装版の方が欲しくて、ネットの海を探し回りました。

で、ようやく見つけた^^



相変わらずの凝った装丁…



今回は全体絵というより
メダリオンのような…デザイン処理された絵が多かったような・・・。

内臓系!と 合わせ鏡!!のイメージ(笑)



相変わらずの… 美意識の塊!

やはり好きです。

コミック【感想】『 ヴァンデミエールの翼 』

『 ヴァンデミエールの翼  1・2 』 完結

2007.08.19 2008.01.31 に 『 ぼくらの 』
2007.08.22 に 『 殻都市の夢 』
2009.03.30 に 『 終わりと始まりのマイルス 』

をご紹介した鬼頭莫宏さんの作品。

少しネタバレ?


1巻に4話、2巻で計8話。

各読みきりの話だけど
それぞれに自律胴人形ヴァンデミエールが係わってくるオムニバス。

基本の世界観は近世ヨーロッパ的な…
それで現実世界ではありえない、異世界のかほりのする機械や乗り物。

ストーリィも登場人物も場所も…
微妙に重なり合い影響しあっている…パラレルワールド。

鬼頭さんの作品独特の世界観です。

絵的に
機械的な無機質を描くセンスと想像力はすごいと思いますが
人物はそうでもないし…白バックも多いですが…
魅せる絵です。

話的に
ほのかに痛々しく、切なく…
漠然とした不安感が底流に流れる暗さを感じさせます。

人間と非人間の
生きる時間軸のズレの哀しみ。
限りある時間を生きることと
不老不死の終わりなき時間を生きること。

ヴァンパイア話にも繋がるテーマです(笑)

瞬間的に思い出したのが

ハンス・ベルメール!!

…好きだ(笑)

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